小学校受験は、自分の子どものころに聞いたこともなくドラマの熾烈な競争のイメージでなぜ受験するのかと不思議に思う方も多いはず。
そこで関西圏の受験される方を見てきた私が、その疑問にお答えします。
受験するのは、年収が高い家庭のイメージは本当?
1受験するのは、年収が高い家庭のイメージは本当
受験する世帯の平均年収は600万以上といわれていますが、私の印象ではもっと上の方が多いです。医者、弁護士、起業家の方が多く一般のサラリーマンの方は難しと思います。役員等もちろん年収によりますが、年収800万以上の印象があります。あくまでも個人の感覚です。
学費が年間100万程かかります。
ただし国立の受験の方は、一般的なサラリーマンの方もたくさんいらっしゃいます。学費が公立と同じだからです。ただ塾のど通われる方がほとんどである程度余裕があるご家庭だと思います。 国立受験には 通学時間が1時間以内という縛りがあったりします。引っ越してくる方もいらっしゃいます。年によっても学校によっても変わるので学校のホームページご確認ください。
私立受験は年収が高くないとなかなか厳しいでしょう。しかし生活費をおさえ上手く教育費として捻出して通われるかたもいらっしゃいます。
国立であれば、年収に関係なく挑戦できますが、受験対策の幼児教室などに通われる方が多いです。早い方では1歳から幼児教室など通い習い事で月1万~、受験前の年中あたりから月3万の受験対策の塾も普通です。
中学受験が過酷だから小学校受験
私立の中学校を受験する割合は、関西では7割を超えています。ひと昔前(30年前)は珍しい事でしたが、今では4人に1人の割合です。
その理由はレベルの高い友人、時代に合わせた最先端の授業を受けられる、私立大学への推薦入学などで中学受験が人気になっています。
事実、地元の公立が評判が良くない地域の男の子が、私立の中学校を選ぶ方もいます。就職先は、私立中学校の情報処理の授業でITスキルを磨いて人気のに入社IT企業に就職した話も聞きます。
中学受験は小学校受験よりも過酷な状況が見受けられます。
小学校では、訓練的にペーパーや面接などこなせるようになれば、いいのですが中学校受験はまた違います。
小学校4年生くらいから塾通いです。小学6年生にはお弁当2個持参で1日塾で過ごすことも普通。知り合いの方は、学校を休ませて、受験勉強させていました。小学校での授業を受けている時間がもったいない、また受験しない同級生といる事はやる気が切れるという理由です。
この現状を知れば余裕のある家庭なら、小学校から私立にいきエスカレーターで私立中学校へ行かせたいという考えもあります。
公立教育より最先端の授業が受けられる
私立小学校はわざわざ高い学費を払って行くわけですから、選んでもらえる教育でないと運営ができません。
人気の小学校では、メディアで取り上げられような取り組みもあります。
京都の立命館小学校の国語辞典の調べた言葉のページに付箋をはり付箋で辞書がパンパンになるという立命館メソッドというのは有名になりました。
また、英語教育に力を入れている小学校は多いです。
英語教室に通う必要はないと言われるくらい自信をもって英語教育に力を入れている学校もあります。
一方、公立小学校では英語必須となったと世間では話題ですが、現場の先生からは、英語に時間を割くよりも、もっとこなさなくてはいけないことが多いという声も聞いたことがあります。
これは小学校教員で英語教員免許を持っている人がわずか5%だからです。専門でもなく自身が学んでいない分野を教えることは、無理があるのですが、公立では予算もあり柔軟で対応出来ない現状です。
私立小学校では、時代に合わせて最先端の授業が、受けられるのは魅力的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
教育費は、将来のお子様の可能性をひろげてくれる投資と思えば安いものです。
そこに小学校受験をする理由があるのです。
収入の事情もありますが、私立の小学校の教育や中学、大学受験までを考えれば、納得できるところもあるのではないでしょうか。
中高からエスカレーターで入って難関大学を卒業した人は、厳しい受験を経験していないので、外部からの差が大きいといわれることもあります。
また公立小学校は、私立よりもさまざまなタイプの子どもが集まり人間力を高めてもいけるます。どちらが良いというのはその地域、学校、お子様の性格など考慮していかなければいけません。
結局は自ら学ぶ力となる好奇心や経験を幼児期にしっかりつけてあげられれば、どんな環境で自ら切り開いていくのではないでしょうか。社会にでて自分のやりたいことを出来る大人になってょしいというのが、多くの保護者やまわりに大人の願いですね。